第73回県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)中学生の部B部門が8月13日、市スポーツ・文化総合センターで開かれ、市立金程中学校(麻生区)と市立稲田中学校(多摩区)が金賞を受賞した。両校は昨年に続き県代表として9月21日に千葉県で行われる東関東大会に挑む。
33校が名を連ねた県大会で、両校は30人以下の編成のB部門に出場した。金賞11校の中の2校に選ばれ、上部大会である東関東大会に駒を進めた。
笑顔で昨年超えへ
昨年の東関東は銀賞に留まった金程中学校。副部長の瀨川美月さんは「去年の結果は消化しきれないものだった」と悔しさをにじませる。今年狙うのは金賞のみ。昨年は5人だった3年生の人数は3倍超の16人となり、周囲からの期待も強いという。副部長を務める徳原心和(ここな)さんは「人数も増えたが、気持ちを一つに上を目指すのが今年」と力強く語る。金管の重厚感を生かして選んだ、大陸の誕生をテーマにした楽曲を顧問の白井勧也教諭は「大地の鼓動や緊張、やすらぎを音色のみで表現しなくてはいけない難しい曲」と評する。部長の戸梶蒼太さんは「油断せず一人一人が練習に励み、笑顔で終われるように」と意気込みを見せた。
努力の結果見せる
「音程・音色・音量」。3つの柱を指針に練習に励み、東関東に進出したのが稲田中学校だ。全体的なタイミング、音程のずれが生じ悔いが残った県大会。部長の安川夏帆さんは「最大限努力してどこまでいけるか。東関東で確かめたい」と思いを強くする。「やってきたことを観客の前で出し切ることが目標の一つ」と顧問の瀬戸口由貴教諭。演奏するのはアイルランドの神話を主題にした神秘的な一曲。「雰囲気を統一できるようパートを越えて練習した」と副部長の宮浦彩嘉(たみか)さんは振り返る。顧問の丸山胤幸教諭は「練習をする姿勢が結果につながった。最後までこだわり抜いて」と期待を寄せた。
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