麻生区片平地区で試験運行されている乗り合い型コミュニティ交通「かきまる号」の出発式が、運行初日の9月2日、片平会館で行われた。
片平地域コミュニティ交通推進協議会(畠山和宏会長)や市の担当職員、サポートメンバーら20人弱が参加した。参加者たちは車両に取り付けられた「かきまるくん」のイラスト付きのあんどんやステッカーを見て「一気に雰囲気が出る」「分かりやすいしかわいい」と声を弾ませた。停留所に向かうかきまる号に手を振りながら、出発を見守った。畠山会長は「無事出発できてほっとしている。ぜひ多くの人に乗ってほしい」と期待を寄せる。
外出促進イベントも
運行日である毎週月、金曜日には片平地域包括支援センターの協力のもと、健康講座などのイベントを実施している。同センターの池田稔センター長は「知恵を出し合い、幅広い世代の方に興味を持ってもらえる企画を用意した。かきまる号を使って楽しんでもらえれば」と思いを語る。各回の内容や日時、場所など詳細は同センター。問い合わせは【電話】044・986・4986。
住民の外出促進や持続可能な交通の仕組みづくりを目的に、同協議会が中心となり、無料の実証実験を行うなど検討を重ねてきた同地区。今回の試験運行は採算性の確保を検討するため、運賃有料で実施されている。
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