今年創立40周年を迎える市立片平小学校(麻生区/紀裕子校長)の3年生は記念式典に向け、麻生区片平を拠点に活動する和太鼓グループ「夏蒐(なつかり)太鼓」(菅原陽子代表)の指導のもと、太鼓を特訓している。
104人の児童は大太鼓、締め太鼓、鈴などを用い、夏蒐太鼓のオリジナル曲「巻狩太鼓」を練習中だ。全員が叩けるよう、入れ替わりながら演奏を行っていく。児童は「中休みも練習をしている。本番は親が来るので、上手になった姿を見せたい」と意気込む。
10月16日には、同校で4回目となる合同練習を実施。最初に児童たちが通しで披露すると、菅原代表は「前回とは違い、自信がある顔になった」とにっこり。腕の角度や目線、鈴の鳴らし方など細かい指導を行った。
同グループは、青少年育成活動の一環として、学校の授業などに協力。同校とも交流があったが、コロナの影響で中止していた。今回「地域に開かれた学校にするため、40周年を機に復活させたい」と学校側から相談を受け、記念式典での披露に向けてパフォーマンスの指導をすることになった。菅原代表は「地元の文化や歴史を知ってもらう機会になれば」と思いを語った。
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