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多摩区・麻生区版 公開:2024年11月15日 エリアトップへ

多摩区在住 村松弘衛さん 民謡で最優秀賞 初出場の「ねんりんピック」

文化

公開:2024年11月15日

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現地でもらった名前入りののぼり旗の前で賞状と金メダルを手にする村松さん
現地でもらった名前入りののぼり旗の前で賞状と金メダルを手にする村松さん

 高齢者が主役のスポーツ・文化の祭典「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」が10月19日から22日に鳥取県で行われ、多摩区登戸在住の村松弘衛さん(73)=人物風土記で紹介=が民謡交流大会で最優秀賞に輝いた。

 高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚などを目的に行われ、主な参加者は60歳以上。1988年から毎年開催されており、今回で36回目を迎える。主催は厚生労働省、一般財団法人長寿社会開発センター、開催都道府県。今年は川崎市内から19種目115人の選手が派遣された。

 川崎市民謡協会の理事長を務める村松さんは、市の代表として今回初めて同祭に出場。地元・岩手県の民謡で、歌い慣れているという『南部牛方節』を披露し、参加者56人の頂点に立った。「自分がこのような賞をいただいてよいのかなという気持ち」と謙遜の言葉を口にする。

 緊張はなかったが喉の調子が万全ではなく、不安も残る中で本番を迎えたという村松さん。「不完全な状態だったので自己評価は90点。もう少し高いキーで歌えればなおよかった」と振り返る。

新たな交流も

 他種目の川崎市代表選手と現地まで向かい共に観光をしたり、他県の派遣選手と親しくなったりと、大会を通じて新たな交流も生まれたという。村松さんは「鹿児島の代表の方は、三味線を弾きながら歌う独特のスタイルで、ご飯を食べながら民謡の話で盛り上がった。連絡先を交換し写真を送り合う約束もしたので、全国大会などでまた会えれば」と笑顔を見せた。

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