市議選中原区 10議席に13人が名乗り 現職7人に6人の新人が挑む 4月10日(日)投開票
4月1日に告示される統一地方選挙に向け、中原区では3月14日現在、定数10の川崎市議会議員選挙に、現職7人・新人6人の計13人が出馬を表明し、混戦の様相を呈している。投票日は4月10日(日)で即日開票される。
10の議席を争う市議選。現職9人のうち7人が出馬を表明している。前回の得票順に、共産党の市古映美氏(6期・61歳)、民主党の潮田智信氏(5期・57歳)、自民党の松原成文氏(2期・57歳)、民主党の東正則氏(3期・63歳)、自民党の清水勝利氏(1期・40歳)、共産党の大庭裕子氏(1期・49歳)、公明党の吉岡俊祐氏(2期・54歳)が再選を目指す。なお、前回トップ当選した無所属の立野千秋氏(7期・63歳)は、立候補予定者とされたものの「立候補は99%ない」と明かした。公明党の志村勝氏(9期・62歳)も出馬しないと表明している。
新人では、自民党から加藤隆志氏(33歳)と原典之氏(34歳)、民主党から押本吉司氏(27歳)、公明党から川島雅裕氏(40歳)、みんなの党から松川正二郎氏(42歳)、中原区の緑と笑顔を守る会の荒居義次氏(60歳)の6人が名乗りをあげた。
市古氏は少人数学級の拡充や中学校給食の実施、教育費負担軽減、南武沿線など主要幹線道路の歩道のバリアフリー化を主張する。
潮田氏は高齢者福祉や医療環境の充実、小杉の再開発をはじめとするインフラ整備など街づくりの推進、スポーツ振興を進める。
松原氏は救急医療体制の充実と防災に対する都市基盤の整備、負担軽減のための行財政改革を進め、美しく健やかな街を目指す。
東氏は次世代を担う子育て支援と高齢者・障がい者支援を進めるとともに、中小企業における労働条件や福利厚生の充実を訴える。
清水氏は議員定数削減、議会出席で発生する費用弁償の受取り拒否、政務調査費の使途公開など市民感覚を重視した政治を進める。
大庭氏は職業技術校跡地の警察官舎の計画見直し、保育園や特養ホームの増設、小児急病センターの早期整備などを訴える。
吉岡氏は鉄道高架化や放置自転車対策など安心安全な街づくり、待機児童解消など子育て支援、高齢者の生活の充実へ取り組む。
加藤氏はラグビー国体出場経験からスポーツを通じた街づくり、出産や子育てし易い小児医療の充実や無駄ない行政改革を掲げる。
原氏は地元出身を前面に、世代を超えた地域の触れ合い、介護や子育てがし易い災害に強く犯罪が起こらない街づくりに取り組む。
押本氏は住宅の耐震化・不燃化や電線地中化など防災に強い街づくり、海外視察や議員年金廃止など無駄ない行政改革を主張する。
川島氏は政務調査費撤廃で実費精算、議員定数削減、市民に近い出前議会の実施、子育て支援、防災と災害に強い街づくりを掲げる。
松川氏は市民力による小さな議会と市政運営、議員定数削減や議員報酬・政務調査費の見直し、防犯・防災活動の推進を図る。
荒居氏は議員報酬半減などによる市民還元、多摩川・等々力緑地・二ヶ領用水など自然環境の整備、福祉や医療の充実を掲げる。
現職7人に新人6人がどう食い込むか。ここ数年の人口増における浮動票の確保を一つのポイントに、10議席をめぐる激戦に注目が集まる。なお19年の市議選投票率は49・05%だった。
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12月13日