中原区は来年4月1日に区制40周年を迎える。これを記念し区民と協働で写真集の作成を進めており、掲載する写真を募集している。締め切りは9月30日(金)。
今回の区制40周年記念写真集は「中原区の時代背景がわかる未来に残したい昔の写真」がテーマ。A4版80ページ程度で12年春に発行予定だ。
「区民が残したい写真を残す」ということで、公募と商店街などの推薦で選ばれた区民中心の23人による編集委員会(村上直委員長)で選定し、作成を進めていく。現在集まっている写真は30枚程度(8月8日現在)。昭和初期から戦後まで幅広い年代の写真が届いているという。
40年前は川崎市立中原小学校で教諭を勤めていたという、編集委員会副委員長の羽田猛さんは「建物や街並みの変遷、行事や祭礼の様子、今はもう無くなってしまったものがわかるような写真など、写真集を見て昔から住んでいる人は懐かしく、新しく来た人は区の歴史を知ってもらえたら。たくさんの応募を」と呼びかけている。
中原の地名誕生は1889年。市町村制が施行され、中原村と住吉村が生まれた。その後1925年に合併し人口8230人の中原町となった。33年には中原町が川崎市と合併。72年に川崎市が政令指定都市に移行した際に中原区となった。
これまで区では節目ごとの記念事業で、20周年・シンボルマークを制定、25周年・中原区の花にパンジーを選定しシンボルマーク化、30周年・中原区誌発行、なかはらの歌を作成した。
応募方法
応募方法は郵送か持参、または状況に応じて区職員が受け取りに行くとのこと。応募先は〒211―8570川崎市中原区小杉町3―245中原区役所企画課。氏名(ふりがな)、住所、電話番号、写真の年代、場所・行事など分かる範囲の詳しい説明、掲載可能な範囲(記念写真集・広報誌・HP)を記入した用紙を添えて応募。写真はデータ化し、1ヵ月以内に返却するという。
応募方法の詳細や問い合わせは区役所内「区制40周年記念写真集」編集委員会事務局(【電話】044・744・3149)まで。
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