新たな"エコ"を探して 区内の小学校で環境ミーティング始まる
区内の子ども達が地域の特性を活かしたエコについて学ぶ「環境楽習会」。この学習の結果発表と地域の大人たちとの意見交換を兼ね備えた「中原区環境ミーティング」が21日、下沼部小学校から始まった。
中原区環境ミーティングは小学校の高学年の児童が授業で学んだ環境問題について発表し、区内で活動している地域団体や自治町内会のメンバーたちと新たなエコなどを考える児童と地域の交流の会。玉川地区(下沼部小学校)、住吉地区(井田小学校)、小杉地区(西丸子小学校)、丸子地区(上丸子小学校)、大戸地区(大戸小学校)の5地区に分けて行われ、最終的にまとまったものは区民の行動指針「(仮)エコまち中原構想」として3月に発表される予定だ。
最初に行われた下沼部小学校では、4年生68人、5年生65人が半年間かけて調べたエコについて発表した。NECに訪問し、企業が行っているエコ対策やヒートアイランドを体験したグループや多摩川に生息する虫や魚についての観測したグループ、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントのごみ拾いを手伝ったグループなど内容は様々だったが、児童は口を揃えて「今まで自分で気づけなかったことに気づくことができた。自分たちの住んでいる地域をこれからも大切にしていきたい」と話した。
また、なかはら地球にいいことプロジェクトや水と緑の環境ネットのメンバーなど120人も参加。「地域についてよく調べていた。ごみの分別や風呂場の再利用など身近に出来るエコに取り組むことも大切」とアドバイスを送った。
なお今後は、10月28日13時30分から井田小学校、11月3日10時30から西丸子小学校、12月9日13時40分から上丸子小学校、来年1月27日10時50分から大戸小学校で行われ、5地区計1000人を目標に意見交換が行われる。参加は自由で、区では「より多くの方に意見を出し合ってほしい。是非お住まいの地区の環境ミーティングに参加してみてください」と話している。
中原区では、平成23 年度から、小学校を地域コミュニティの核として捉え、地域・行政と協働で地球温暖化防止に向けた取り組みを進めていく『環境まちづくり支援事業(学校地域連携)』を実施している。今回の環境ミーティングは同事業の一環。
|
|
|
|
|
|
3月28日
4月4日
3月28日