川崎市市民ミュージアムのボランティア企画・運営グループのリーダーを務める 江原 和人さん 高津区在住
楽しく続けられる組織を
○…イベントサポートや展示ガイドなどの活動を通して、ミュージアムを支える市民ボランティアの一翼として活躍。10月6日には、同ミュージアム25周年に合わせて、日ごろのボランティアの活動を市民に伝えるイベント『川崎市市民ミュージアム・ボランティアデー』を開催。「ボランティアグループが成熟してきたこのタイミングで自分たちの活動を地域の皆様に知ってもらいたかった。今回初となるボランティア主導の1日がかりのイベントができたのは嬉しい」と振り返る。
○…ミュージアムボランティアには6年前の結成当初から参加。主に博物館部門の展示ガイドを担当した。「自分の好きな文化や絵画で地域に貢献したくてね」と笑顔で語る。企画・運営リーダーに就任してからは職員を交えた会議を開き、ボランティアの意見を直接発信できるよう尽力している。実際に風通しを良くしたことで、ワークショップの開催をボランティアが企画、運営するなど、活動の幅を広げることができた。
○…幼少時から、絵画を見たり工作をすることが好きだった。「図工と体育だけはいつも良い成績だったかな」と苦笑い。中学に入ってからは一緒に住んでいた航海士の叔父の影響で外国文化に興味を抱く。アメリカの友人と文通をしたり、遠く離れたレコード店に洋楽の新譜を買いに走ったことも。多文化への憧れが原動力だった。現在もホームビジットを受け入れるなど積極的に外国文化を受け入れている。
○…「今後は、市民の目線をミュージアム運営にしっかり生かすためにも、より多くのボランティアスタッフに定着してもらうことが必要」と訴える。「来館者に楽しんで頂けることはもちろんのこと、ミュージアムボランティアが楽しみながら、活動を続けていけるように、力を注いでいきたい」。
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4月18日
4月11日