川崎市 景観ガイドラインを発表 デザイン方針を具体化
川崎市はこのほど、道路や河川、公園、公共建築物のデザインの方針をまとめた「公共空間景観形成ガイドライン(素案)」を発表した。これまでのガイドラインを改め、整備の手法を具体的に示すことで実務に反映させたい考え。
公共空間の景観について、川崎市は94年に都市景観条例を制定し、2000年に公共スペース景観形成ガイドラインを策定した経緯がある。ただ、これまでのガイドラインではデザインについて具体的に示すことはなく、あいまいな表現の部分もあったという。
今回の素案では整備の手法について写真やイラストを使って表現や記述を具体化した。共通の考え方に基づいて、都市景観の担当部局と実務に取り組む公共施設整備担当部局が連携できる仕組みも狙いという。
対象となるのは市内全域の「道路」「河川」「公園」「公共建築物」と附帯施設。道路に関する方針には▼横断防止柵、車両用防護柵などの道路付属物は最小限度の設置とする▼道路付属物の色彩はダークブラウン、グレーベージュ、ダークグレーなどとする――などを盛り込んだ。そのほか▼公園の案内サインは集約化に努めてわかりやすい表示とする▼河川の柵は視線の妨げにならないように透過率が高くなる部材を使う――などの方針も示した。
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4月18日
4月11日