川崎市自治功労者表彰の受賞が決まった新城中町町内会の会長を務める 松原清一(きよいち)さん 新城中町在住
運営は町会員の目線で
○…地域住民の福祉増進や住民自治の振興発展に貢献し、顕著な功績のあった町内会、自治会長に贈られる市自治功労賞を受賞。「中原区は町会、自治会の数が多くて、すばらしい人がたくさんいるので、自分が受賞するとはびっくりした」と感想を話す。新城中町町内会は防災訓練、防犯パトロール、新城神社の祭り、地域清掃など、様々な活動を行うとともに、行政と住民のパイプ役も果たす。「行政の自治会への依存度は高くなっている」と町会の重要性を感じている。
〇…生まれも育ちも新城。同会には1965年に入会し、土木部の副部長を務めた。その後は会計、副会長として尽力してきた。会長に就任して約13年。町会運営で心掛けているのは「町会員の目線に立つ」ということ。「町会は住民の団体で共同体。会長はえらくない。まとめ役だよ」と謙虚な姿勢。「昔からいる人も、今日引っ越してきた人も分け隔てなく繋がりを持ちたいね」と笑顔を見せる。
〇…町内会長以外にも、大戸町連副会長、大戸地区社会福祉協議会会長、新城神社の氏子総代などの顔を持つ。多忙な毎日でも、健康を維持する秘訣は「暴飲暴食はしないこと」。趣味は絵画で「洋画の東郷青児や日本画なら後藤純男が好き」と話す。自宅では植物も育てており、アップルマンゴー、アセロラ、パパイア、プルーン、ポンカンなどが実をつける。「花が咲いて実がなる植物がいいね。2度おいしいから」と趣味でのリフレッシュも忘れない。
〇…町会活動のテーマは「ふれあいのある中町会」。その一つが新城小のあいさつ運動だ。毎朝、正門の前に立ち、児童とあいさつを交わすことは欠かさない。「あいさつはコミュニケーションの基本ではじまり。ふれあいのベースとなるもの」と話す。今後は会員の増加にも力を入れる。「町会員の一人ひとりが自治会の活動に参加して、コミュニケーションをとれる地域にしたいね」
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11月29日
11月22日