設立1周年を迎える総合型地域スポーツクラブ・中原元気クラブの会長を務める 鈴木 功士さん 下小田中在住 28歳
地元に根付いたクラブに
○…ダンスやピラティス、ヨガ、球技など、幼児から高齢者まで幅広い世代が参加できるスポーツの場を提供している中原元気クラブ。昨年3月の設立からまもなく1年。「地域に根差したクラブとして中原区に合ったクラブの形を模索した1年だった」と振り返る。総合型クラブは施設が中心となって組織されるパターンが多いそうだが、「中原元気クラブは形がないところから形ができ、そして継続できていることが成果」と胸を張る。
〇…物心つく頃から水泳を始め、マリンスポーツを通して次世代の育成や国際交流、被災地復興などのイベントに携わってきた。それらの活動を続ける中で、「地元でも何かしたい」という思いが芽生え、行政や地域の協力を得てクラブを設立した。「クラブ設立が、より地域を知るきっかけになった。色々な人に支えられている」と感謝を口にする。現在、クラブ会員は約200人で13のプログラムとイベントなどを開催している。「目標は3年間で500人。地道に増やしていきたい」と意気込む。
〇…生まれも育ちも中原区で、下小田中小で学んだ。普段は大学の非常勤講師として体育の指導とスポーツ心理学の研究に精を出す。週に1回は海に出かけ、サーフィンやカヌー、スタンドアップパドルなどに没頭。「水中は非日常。重力がなく、呼吸に意識がいくから気分転換にもなる」。悩んだ時は泳ぎにいくほど、海が大好きだ。
〇…今年の4月からはプログラムの増設を検討している。「お父さん世代や定年を迎えた人を対象とした教室をやりたい」と、さまざまな世代に向けたプログラムを考えている。民間のスポーツクラブとのすみわけを明確にし、クラブの敷居を低くして、より多くの人が参加できるような環境づくりにも力を注ぐ。「現在は大戸地区が中心の活動ですが、将来的には中原区全域で活動できるようになりたいですね」
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11月29日
11月22日