「アミガサ」の石碑建立 100年の節目記念し
アミガサ事件百年の碑の除幕式が9月13日、平間の八幡大神の境内で行われ、関係者や地元住民、来賓ら約120人が出席した。
アミガサ事件とは、1914年に度重なる多摩川の氾濫に苦しんでいた流域の御幸村、日吉村、住吉・町田村(現在の中原区、幸区、鶴見区周辺)の住民500人以上が集まり、治水工事を求め県庁へ直訴に赴いた歴史的事件。互いの目印になるようアミガサを被っていたため、こう呼ばれるようになった。
除幕式当日は、アミガサ事件100年の会の織戸一郎会長が挨拶にたち、「当時は年に1〜2回洪水被害に悩まされ、先代たちは百年前の9月16日に、県庁へ直訴という罪にもあたる行動を示した。国も認めない中で、有吉県知事は工事を進めた結果けん責処分にもなったが、こうした勇気を称えるとともにこの事件を後世にも伝えていきたい」と、石碑を建立した理由を話した。
その後、関係者と平間幼稚園の園児らが除幕し石碑が姿をみせると、会場からは一斉に拍手がわき、記念撮影するなど和やかな雰囲気に包まれた。
なお、石碑は、地元住民ら約200人の寄付と街頭募金を資金として建立。県内真鶴の小松石が使われている。
![]() 完成を祝う関係者ら
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4月18日
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