意見広告・議会報告
市政レポート 中学生徒死亡事件を受け 川崎市議会議員総務委員会副委員長原 典之
周知の事実でありますが、本年2月に川崎市で大変痛ましい事件が起こりました。私が副委員長を務めております総務委員会では、今週2日に緊急委員会が開かれました。冒頭で亡くなられた生徒へのご冥福をお祈りし出席者全員で黙とうを行った後、多くの委員からは「担任や校長がどこまで把握をしていたのか」「対策は何故講じられなかったのか」などの質問が飛び交いました。
事件の究明については警察機関で明らかになると思いますが、直ちにやらなければならないことは、今もいじめや不登校で悩んでいる児童生徒の負の連鎖反応に対しての緊急相談窓口の設置や、今回の事件を受け不安や不信感を抱えている児童生徒や保護者の心のケア、これから卒業を控えた小学6年生への心理的緩和策などであります。
教育委員会からは「すぐに対策を講じる」との話がありました。しかしその一方で、今回の事件後に市内小学校教諭が強制わいせつ未遂容疑で逮捕されるといったあるまじき行為があり、さらに今年度では既に12件もの市立小・中・高校の教諭が不適切な行動で処分、または処分検討中とされております。教諭自身の自覚・教育委員会のあり方・教員と児童生徒との信頼関係の作り方、そして開かれた学校を作るための家庭や地域の在り方を再考し、全ての子どもたちが安心して遊び、学べる学校を作らなくてはなりません。
また、地域との絆をもって児童を守るという視点も必要と考えます。いじめや不登校の児童らが自ら相談し、行動・解決するのにはかなりの勇気が必要だと思います。そこで当事者の保護者の方がいかに地域や学校と連携し、相談や情報を交換しやすい場を設ける事も重要ではないでしょうか。
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12月13日