意見広告・議会報告
市政レポート 「背水の陣予算」に監視の目を 川崎市議会議員 まちづくり委員会副委員長 原 典之
来年度(平成28年度)予算に対する本会議が2月15日から始まり、3月18日まで開催される予定です。それに先立ち、2月14日にTVK(テレビ神奈川)にて、各会派による討論会が放送されました。自民党川崎市議団からは、私が指名を受け代表して出演しました。
来年度の予算額は、市の人口が今後も増え続けることもあり、昨年に引き続き戦後最大の1兆3880億円となりました。その中には、市債発行592億円(前年比+14・7%)と、減債基金(将来市債を返す為の貯金)からの新規借入金として92億円があてられました。加えて、再来年度(平成29年度)予算では、既に市債発行829億円・減債基金借入金191億円と相当厳しい財政運営を迫られることが決定しています。
こうしたことから、自民党川崎市議団では来年度予算に対し「背水の陣予算」と命名しました。市長の公約の肝である「待機児童ゼロ対策」「小児医療費助成拡充」「中学校完全給食」に多額の税金が投入されるのは周知の事実で、政策そのものには我が団は応援している立場です。ただ、財源の根拠が明確に示されず、このままでは今の子どもたちに手厚くした分を、そのまま将来にツケを回すだけと危惧しています。
福田市長の施政方針からも「スクラップ・スクラップ・アンド・ビルド」の文言が消え、将来のビジョンが見えないのも課題です。議会側からも、行政のチェック機能だけでなく「何が必要で何が無駄か」を見極め、提案して参ります。
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12月13日