ゴジラ、武蔵小杉に現る―。日本が誇る人気怪獣映画「ゴジラ」の新作で、7月29日から全国公開される「シン・ゴジラ」。そのロケ地が、武蔵小杉など馴染み深い川崎市内であることから、市では関連イベントを実施し、盛り上がりを後押しする。
「シン・ゴジラ」の内容は現時点では未公開だが、象徴的なのは過去最大のゴジラと高層マンション群との対比だろう。製作・配給会社の東宝の担当者からは、2014年公開のハリウッド版より10m大きい体長118・5mのゴジラが、160m超の武蔵小杉のマンション群に現れる壮観な映像が確認できた=中面写真。
「映像のまち・かわさき」を推進する川崎市も昨年9月から11月にかけ撮影に協力したという。
各施設で関連イベント
武蔵小杉以外にも川崎市内の多くの街がロケ地になっているといい、東宝担当者は「12年ぶりに日本で制作された”ゴジラ”は、川崎市の皆様に多大なご協力を頂きました。ぜひ劇場に足をお運び頂き、場所にもご注目頂きながらお楽しみ下さい」と話す。小杉駅周辺エリアマネジメントの安藤均理事長も「誰もが知るゴジラの舞台に選ばれ、改めて知名度が上がったと実感した」と喜ぶ。市民にとって、伝統の映画を違った目線でも楽しめそうだ。
「シン・ゴジラ」公開に先立ち、市民ミュージアムでは6月19、25、26日に過去市内で撮影された1969年公開「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」、1991年公開「ゴジラvsキングギドラ」の2作品等3作を上映。岡本太郎美術館でも8月末迄ゴジラ映画ポスター展を開催。
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