意見広告・議会報告
市政レポート 消防団員増をめざして 自民党川崎市議団副団長 原 典之
中原消防団消防大会が、6月4日(日)10時から等々力緑地催し物広場で行われます。消防団が、災害に備え日頃から行っている訓練の成果を発揮する場です。近年、消防団の活動は一般的な火災への対応だけにとどまらず、AEDや応急救護などの講習や研修により普及活動にも努めるなど、その取組みには目を見張るものがあります。ぜひ区民の皆さんにも関心を持って頂ければと思います。
東日本大震災や熊本地震の震災を受け、消防団活動への理解は高まっています。しかしその一方で、未だ団員の成り手は減少傾向にあります。中原区の消防団員数は定数265人に対し、今年4月1日現在で213人と、充足率は80・4%です。団員を増やすことは喫緊の課題です。
例えば、阪神・淡路大震災で被災した兵庫県北淡町の消防団員は町民約20人に1人。一方、川崎市は市民約1300人に1人の団員しかいません。北淡町では普段から消防団員によるコミュニティが形成され、それが先の震災での救出・救護活動に役立った例があります。それは約300人が生き埋めとなり、残念ながら39人の尊い命が失われてしまいましたが、残りの町民を消防団らが救出し二次被害を最小限に食い止めたということです。実際に、北淡町の町長は「助け合える、人間関係のあるコミュニティを作っておくことが大切」との手記を残しています。私も、議会の中で改めて消防団の必要性を訴え、団員数増に向け取り組んでいきたいと思います。
なお、消防大会が行われる催し物広場と公式野球場の仮囲いのフェンスに、行政の許可を得て消防団のPRを掲示しました=写真右。第8代中原消防団長・中田隆さんの情熱が伝わる直筆=写真上=にもご注目下さい。
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12月13日