今年で70周年を迎えた法政二高同窓会(五明公男会長)は3日、校内にある木月ホールで公開パネルディスカッションを開催した。
同校OBの5人が参加したディスカッションのテーマは、『私の青春時代法政二高 その後の人生と今 そしてこれから』。各パネリストは「なぜ二高を選んだのか、どんな学生時代を送ったのか」など自身の経験談などを話した。
野球部のエースで春夏の全国大会連覇に貢献し、現在は読売ジャイアンツのOB会長を務める柴田勲さんは、3連覇を逃した夏の甲子園2回戦・浪商戦を振り返った。「練習は正直で、ちゃんとやっている人に微笑むんだと思った」と切り出すと、「2―0の法政二リードで迎えた9回の守備、2アウト満塁で投げたカーブを打たれて負けた。敗戦には布石があって、監督からは『甲子園は連投になるからしっかり準備しておけよ』と言われていた。だけど、2連覇していたのもあって適当に聞きながしていた。実は5回くらいから肩が痛くなってきていて、最後に力尽きた感じ。でも、今思うと負けてよかったと思う。あれだけの練習しかしなくて3連覇していたらダメだった。その経験がピッチャーを辞めて、2000本安打につながった」と当時の様子を話した。
ほかにもディスカッションでは、日本人初のプロテニス選手の神和住(かみわずみ)純さん、ソウル五輪のバレーボール日本代表の熊田康則さん、世田谷区議会議員の上川あやさん、株式会社ドーム代表取締役の安田秀一さんがそれぞれの想いを話した。
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