中原区選抜の女子学童野球チーム「中原ルーキーズ」が、今月行われたJA杯神奈川県女子軟式野球大会で準優勝を果たした。これまで川崎市の大会で準優勝が最高成績だったが、新たな栄光を手にした。
中原ルーキーズのメンバーは、区内の小学3年生から6年生までの19人。普段は、中原区子ども会連合会に加盟する地域の学童チームで男子と一緒に練習に励みながら、月2回はこのチームで練習を積んでいる。4年前から監督を務めている竹尾伸弘さん(54)は「女子でも野球ができる楽しみを感じてもらうことが最優先。三振してもいいし、エラーしてもいい」という大らかな指導方針。それもあってか、練習はわきあいあいの雰囲気で、学校を超えた交流や仲間づくりも楽しみの一つになっているという。
そんなチームワークの良さと練習の成果が出た今大会。初戦は5-3の逆転勝利、2回戦は11-10で打ち勝ち、準決勝は8-0と相手を圧倒した。決勝は力負けしたが、中原区の女子野球の強さを見せつけた。キャプテンの鈴木はなさん(小6)は「みんなで協力して準優勝できて嬉しかった。これから大きい大会も控えているので次は優勝をめざして頑張りたい」と早くも先を見据える。
竹尾監督は「女子野球は全国的にも注目度が高まっている。県としても女子野球の育成に力を入れており、中学になっても野球を続けられる受け皿が整ってきている」と、新戦力の加入にも期待する。中原区女子の活躍に、今後も目が離せなさそうだ。
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