意見広告・議会報告
市政報告N0.38 安全に安心して自転車を利用するために! 川崎市議会議員 松井たかし
2017年7月21日号の本紙で、中原区が平成29年度「自転車交通事故多発地域」に指定されたこと、自転車交通事故の原因の約6割が安全運転義務違反をはじめ、一時不停止や信号無視などの交通法令違反であることを報告させていただきました。
平成29年の交通事故につきましては、表1に示すとおり、平成28年に比べ全交通事故件数で416件、この内自転車交通事故件数は216件増加しています。特に、昨年麻生区において、スマートフォンを操作するなどして電動自転車を運転し、歩行者にぶつかり、歩行者が死亡する重大事故が発生しています。
さて、自転車による重大事故により高額な賠償金を請求されるケースがあとを経たない状況にあります。このため、自転車保険への加入を義務化する自治体が増えてきています。神奈川県内においては、相模原市が平成29年12月定例会において、【1】自転車事故に備えた保険等の加入を義務化、【2】子どもや高齢者等はヘルメットを着用、【3】地域や家庭、職場、学校等での啓発や交通安全教育の実施を主な内容とする、「安全に安心して自転車を利用しようよ条例」が全会一致で可決され、平成29年12月25日に施行されました。(ただし、自転車事故に備えた保険等の加入義務化については平成30年7月1日施行)
川崎市としても、手軽であり、便利で誰もが利用する自転車を安全に利用するために、自転車交通事故防止や自転車の安全利用の推進を図るための施策を、より一層力を入れて実施する必要があります。さらに、自転車の重大事故により高額な賠償金を請求されるケースを踏まえ、”被害者の保護”と”加害者負担軽減”のために、自転車保険への加入促進を図るとともに、加入義務化についても、検討していく必要があると思います。また、私自身も研究していきたいと思います。
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12月13日