神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2018年5月4日 エリアトップへ

西丸子小 虫歯7年で9割減 予防、習慣化、4者連携で

教育

公開:2018年5月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
給食後に歯をみがく児童ら
給食後に歯をみがく児童ら

 市立西丸子小学校(伊東芳男校長)の児童の永久歯の虫歯が10年前と比べ9割減になった。2008年から行われている取組みの成果で、同小の協力で歯科校医が健診の充実と予防指導で児童の意識を高め、学校、家庭を巻き込んだことが奏功した。

 同小の永久歯の虫歯の割合は、10年度から17年度までの7年間で2・23%から0・3%まで減少した。昨年度実施した歯科健診では、全校生徒586人のうち、永久歯で見つかった虫歯は8本のみだったという。同校の歯科校医を務める佐藤哲郎さんによると「全国12歳の永久歯の平均虫歯数が一人当たり0・9本(文部科学省の学校保健統計調査)。西丸子小は全校児童の平均虫歯数が一人当たり0・01本となる。一概に比べられないが、驚異的な数字だ」と話す。

 同小が取り組んだのは健診回数を増やすことと歯磨きの習慣化だ。佐藤校医の働きかけもあり、同小では約10年前から通常年1回の健診を2回に増やし、歯科校医による授業で歯磨き指導を開始。児童の意識が高まるとともに保護者も歯磨きの習慣化に協力的になったという。また学校では、毎日の給食後に音楽に合わせてみがく「歯みがきタイム」を設け、児童自身も保健委員らが予防歯科を訴えた。この校医、児童、学校、保護者の4者連携の取組が奏功した。昨年10月には、全日本学校歯科保健優良校表彰で奨励賞を受けている。

 6年生の女子児童は虫歯予防について「月に1回定期検診に行っている」と話す。また歯磨きに関しても「磨かないと気持ち悪い」と話し、習慣化できている様子を示す。

 伊東校長は「4者連携が実った活動。他でも生かせれば」と話す。

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

<PR>

中原区版のトップニュース最新6

「定住意向」初の8割超

中原区民アンケート

「定住意向」初の8割超

5割超が地域活動参加せず

12月20日

食用花の栽培に挑戦

20代続く農家・森さん

食用花の栽培に挑戦

「新しい農業の形」発信

12月20日

タブレット活用で時短へ

中原・高津消防署救急隊

タブレット活用で時短へ

医療機関と連携し検証

12月13日

生田緑地に31年にも開設

新ミュージアム基本計画

生田緑地に31年にも開設

12月27日まで意見募集中

12月13日

官民連携、地震災害へ備え

区総合防災訓練

官民連携、地震災害へ備え

汚水管損傷の有無を確認

12月6日

寄付受け入れ、今年度好調

川崎市ふるさと納税

寄付受け入れ、今年度好調

市税減収は止まらず

12月6日

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月13日0:00更新

  • 12月6日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook