市政報告vol.39 「福祉交流農園」が井田中ノ町に開園 川崎市議会議員 末永 直
川崎市議会平成30年第3回定例会が9月3日より開会された。10月15日に閉会する予定だ。
さて、以前、市政報告 vol ・34で「近隣住民に配慮した(仮称)井田中ノ町市民農園の取組を」とのテーマで寄稿させていただいたが、その後の進捗についてご報告したい。一昨日の12日に自民党会派の代表質問(質問者 矢沢孝雄議員)の中でも本取組について取り上げた。当該農園は、「福祉交流農園」との名称になった。本農園は中原区井田中ノ町に8月27日から開園。市民が農業に親しみ、都市農業への理解を深めるとともに、農作業をつうじた交流促進や障害者の活動の場づくりを目的としているとのことで、農福連携の取組であることが特徴だ。課題として、遠方から来る方の車の停め場所やトイレ等の問題等があげられており、以前私は議場で、課題を解決するよう要望した。
今回、答弁等により諸々明らかになったことは、【1】「特定非営利活動法人あかね」が共同運営者に、【2】農福連携として障害者と市民ボランティアが共同で農作物の栽培管理を行う農作業や家族で参加できる収穫作業の体験を予定、【3】年間を通じて農作業を行う市民ボランティアについては今月中に、収穫体験を行う参加者は、本年11月頃に募集する予定、といったことだ。とりわけ駐車場やトイレの課題等については、「地元町会をはじめとする近隣の地域を中心にご参加いただくことで、このような課題が生じないように配慮してまいりたい」とのこと。ちなみに当農園は、オープンスペース、収穫体験ゾーン、農業体験ゾーンからなる。
本取組は農福連携の一つのモデルたり得る。全市への拡大については本取組をふまえて課題等を検証する中で検討するとのことだ。良いかたちで取組が推進されるよう今後も見守っていきたい。
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11月22日
11月15日