一般ごみとして処理できず、家庭に残ってしまった農薬や化学薬品、廃油。川崎市はその種類や量を把握するため今月1日、市内の一部のエリアを対象に初の実態調査を開始した。
一般的に、このような不要品は販売店や関連業者が有料で回収し、専門の処理業者に引き渡しているケースが多く、自治体として回収している例は少ないという。川崎市でも、処分に関しては購入先、販売店、メーカーなどへの相談を呼び掛けてきた。しかし市民からは「祖父が亡くなり、庭の小屋を整理したら大量の農薬を発見して困っている」「古いものもあり、処分の仕方を教えてほしい」など、以前から要望は寄せられていたという。
市の担当者は「農薬や除草剤、シンナー、バッテリー液、エンジンオイルなど、まずは種類と量を調べて規模を把握したい」とし、今後については「まずは今回の調査で実態を踏まえてから検討したい」と話している。
今回は宮前区内と川崎区内の一部のエリアを対象に、試験的に回収。対象エリア以外は回収不可。方法は事前に対象事業所に連絡の上、実物を持ち込む。費用は無料。回収期間は12月1日(土)まで(日曜除く)。
持ち込み対象外のものもあるので、詳細・問い合わせは川崎市環境局生活環境部【電話】044・200・2558。
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