全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)につながる県予選会が11日、小田原市で行われ、市立橘高校(中丸子)女子バレー部が優勝し出場を決めた。男子は準優勝で、2位までに与えられる出場権を獲得、3年ぶりに男女揃って全国の舞台に立つ。
女子バレー部は決勝戦で三浦学苑高校と対戦。25対17、25対22のスコアで勝負を決め、3年ぶり13回目の頂点に立ち、24回目の春高出場を決めた。初戦から全試合すべてストレート勝利するという強さを見せた。
昨年の大会には、2年生だった選手も出場した同チーム。経験を積んだ選手たちが多く、3年生になって結果に表れた。セッター若林咲葉さんとエース新井菜月さんのコンビバレーが特長のチームで、春高バレー初の頂点をめざす。キャプテンも務める新井さんは「昨年は悔しい思いをしていたので、とても嬉しかった。まずはベスト8をめざす」と目標を語った。坂本誠二監督は「競った場面でも要所を抑え、力を発揮してくれた」と選手を称えた。
粘りの勝利で出場切符
同じく予選会準決勝まで進んだ男子バレー部は、4度春高バレーに出場している弥栄高校と対戦した。1セット目を落とし、2セット目も4対11と点差を付けられる展開となったが、得意のレシーブでねばりを見せ逆転。3セット目を奪い出場権を獲得した。キャプテンの堀内陸斗さんは「決して身長の高い選手ばかりではないが、ねばりのレシーブとセンター戦が特長のチーム。勝てる試合を落として悔しかった」と話し、全国ではベスト8以上を目標に掲げた。
中村進太朗監督は「気持ちを大事にしているので、強気で挑むことで相手に勝つことができた。遠のいた出場が叶って良かった」と振り返る。
決勝戦はフルセットまで持ち込んだが、最後は3点差で東海大相模高校に負け準優勝に終わった。中村監督は「気を引き締めて練習して全国に臨みたい」と決意を語った。
同校は伝統的に男女の練習時間帯を同じにし、ウォーミングアップのトレーニングまでは一緒に行っている。坂本監督は強さの理由を「男女揃って練習することで、お互いに切磋琢磨できるところ」と話している。
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