市政レポートNo.106 祝J1リーグ連覇の川崎F!更なる高みを目指す試金石が進行中!? みらい市議団・川崎市議会議員 おしもとよしじ
本市では、都市公園法の一部改正の趣旨を踏まえ、等々力緑地において、陸上競技場のサイド・バックスタンド整備やPark-PFI(公募設置管理制度等)の活用、公園内施設の一体的・横断的な維持管理及び利活用を対象として、緑地の更なる魅力向上に向けた検討を行っており、そのため、現在、市民の利便性やサービスの質の向上、経費縮減の視点を含めて民間事業者の柔軟な発想に基づく幅広い意見や事業提案を求める“マーケットサウンディング”(以下「調査」という)を実施しています。
特に、その調査の中でも、J1リーグ連覇を果たした川崎フロンターレのホームスタジアムである陸上競技場のサイド・バックスタンド整備については、市が現状において『増改築案※』を整備の基本方針としておりますが、我が会派の質疑に対して「民間事業者による全面改築の提案を受けた場合は、その可能性についても検討してまいりたい」と答弁で明らかにし、提案内容によっては多くのサポーターが求める『全面改築案※』採用の可能性を残すことになりました。
今期J1リーグのホームゲームにおけるチケット販売は、最終節も含めて17試合中、13戦で完売を記録。超満員の“フロンターレブルー”に染まった試合会場の雰囲気は、12番目の選手として連覇達成の原動力となった一方で「チケットが手に入らない」という声も耳にします。今回の調査による観戦環境の改善、一体感のあるスタジアム整備の実現がチーム・選手・サポーターを始めとした施設利用者を更なる高みへと牽引する試金石となります。今後行われる提案事業者への個別対話の実施(H30・12月)及び調査結果のとりまとめ(翌1月)に注視し、市民意見聴取の機会を担保しながら、その実現に向け邁進して参ります。
※増改築案の観戦環境は、全面改築案に比べて2階スタンド部分を現存のまま使用するため多くの観客席で大幅な改善が望めず、増築する3階スタンド部分もピッチからの高低差が生じるという課題があります。また、先行整備された2階層で構成されるメインスタンドとの一体感や回遊性、デザイン感を損なうとの指摘も存在します。
市議・押本吉司
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11月22日
11月15日