中原区の「MEZASHI」が注目を集めている。今月7日には、消防関係の専門雑誌『近代消防』が取材に訪れた。同誌編集長の中村豊さんは「全国的に見ても、管轄の違う3署が揃うのは珍しい」と話す。
「MEZASHI」は中原区の安全・安心を「目指し」、消防・警察・区役所の連携した取り組みをPRするため、向坂光浩区長、中原消防署の谷芳之署長、中原警察署の則次誠二郎署長の3人で結成されたユニットだ。
いちばん年上の谷消防署長(60)はブルドーザーのごとく前に切り拓き突き進む長男、向坂区長(58)は冷静な次男、則次警察署長(56)はやんちゃな末っ子の三男というキャラクター設定。
結成のきっかけは、昨年11月に開催された中原区消防防災フェア。その際一日消防署長を務めた、川崎市出身の3人組ロックバンド「SHISHAMO」にちなんで結成された。「今までの固いイメージから親しみやすいイメージに変えたい。行政や消防、警察がより近く面白いねと思ってもらえれば」と谷消防署長。
親しみやすさの一つとしてこだわっているのが「MEZASHI」のロゴマークだ。デザインはSHISHAMOと同じデザイナーが手掛け、横串のイラストで3署の一体感を示している。ステッカーやタオルなどのグッズも製作しており「今後、区民にも浸透できるよう考え中」とのこと。
向坂区長は「今後も交通安全、防災キャンペーンでMEZASHIを『根差し』ていきたい」。則次警察署長は「警察署は近寄りがたいイメージがあるが、3署連携することで親しみやすくなれば」と話す。今後もその活躍に期待だ。
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