小6の時に、全日本ジュニア体操競技選手権(東西決勝)大会に出場した経験を持つ松本航至さん。玉川中に体操部がないため、個人として参加した中1の市大会で優勝したこともある。今年8月には、中1から高3が参加する全日本ジュニア体操競技選手権大会2部に出場する。得意種目の鉄棒を武器に、横浜の体操クラブで平日の夕方4時間と休日の7時間を練習に励んでいる。
「自分の課題は、真面目過ぎるところ。真面目な人は、言われたことをやるだけになってしまう。体操が上手い人はアドバイスを鵜呑みにせず、自分で自由にアレンジしている」と、謙虚な姿勢と冷静な分析だ。今年はクラブの男子キャプテンとして後輩をまとめる。「先輩がしてくれたように、練習中から『ガンバ!』と声を掛け合って、盛り上げたい。良い雰囲気を作りたい」と意気込む。
松本さんが体操に出会ったのは大阪にいた幼稚園時代。大会初出場で入賞したのを機に向上心が芽生えた。自宅のふとんマットで練習を続けるうち、小3で選手コースにスカウトされた。「礼儀に厳しいクラブで、コーチに敬語の使い方を指導された。そのおかげで今があります」と振り返る。
体操は1つの技を繰り返し練習するが、本番の演技は「通し」で行うため、いかに技と技をつなげて演技できるかがポイント。「すごい技を1つやるだけじゃダメ。技をきれいにつなげられた時にやりがいを感じる」と松本さん。今後の目標は技の難易度をあげること。「自分はケガがないから恵まれている方。もっと上を目指したい」。
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