神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2019年10月4日 エリアトップへ

外国人窓口整備も特集 市の財政構造を分析 市職労と自治研 白書を発刊

社会

公開:2019年10月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
財政白書を手にする大橋さん
財政白書を手にする大橋さん

 川崎市職員労働組合(萩原周子中央執行委員長)と川崎地方自治研究センター(江井茂理事長)は川崎市の財政構造を分析した財政白書を先月下旬に発刊した。

 白書は、同組合と同センターが2009年から毎年発行する。川崎市が総務省に提出する決算カードをもとに作成。予算と決算には2年のタイムラグがあり、今回は2017年度が対象。

 A4判140ページ。3章で構成され、第1章では、安倍政権の経済政策や財政運営の問題点と自治体財政の関連性について触れる。この中では<国家財政再建のシナリオが見えないなか、そのしわ寄せは国民生活に加え自治体行財政の自立性を損なう方向に向かっている印象を持つ>と述べる。

 第2章は、2017年度の川崎市の収支決算や歳入・歳出の推移などをグラフ、他の政令市の状況とともに紹介し、解説文を添える。ふるさと納税や消費税引き上げ分の使い道などのトピックスを囲み記事で掲載する。

 第3章は、外国人向けワンストップ窓口の整備について特集し、開設に向けた検討経過から綴る。法務省主導による整備への懸念の項では、<入管行政上の対策を講じなければならないとするあせり>から法務省が外国人向けワンストップ窓口の整備を急がせたとの見方を示す。<外国人市民の基本的人権を守るということを信念とする運営を行っていく>ことが現場に求められていると締めくくる。

 執筆に携わった大橋嶺之介さんは「多文化共生施策に携わる方や考えている方にも手に取っていただければ」と話す。

 川崎地方自治研究センターでは、現在、財政白書を無料で配布中。【電話】044・244・7610

中原区版のローカルニュース最新6

ブレイキンの石川さん

第53回川崎市文化賞

ブレイキンの石川さん

「シネコンの祖」チッタも

11月22日

指定管理者が説明会

中原市民館

指定管理者が説明会

12月3日 運営手法など

11月22日

最先端の環境技術を展示

最先端の環境技術を展示

川崎区で国際展

11月22日

乗り物が大集合

乗り物が大集合

12月1日 川崎市役所に

11月22日

「税の大切さ」訴え

県法人会

「税の大切さ」訴え

武蔵小杉駅で啓発活動

11月22日

新城で献血活動

巽LC

新城で献血活動

72人が協力

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook