中原区役所は、1階の総合案内や待合スペースなどを、木材を使った内装にリニューアルする。市の木材利用促進の方針の一環で、来庁者が木に触れる機会を増やし、環境への意識を高めることが目的。工事は明日から、閉庁日を利用し進め3月に完了予定。
使用される木材は、北海道の道南スギなどの国産木材。1階総合案内の受付カウンターや各届出受付窓口、待合スペースの休憩ベンチ、壁、床、天井などの素材を木材で統一し、来庁者が木のぬくもりを感じられるようにする。
区は同時に、フロアの案内板も一新。これまで区民から寄せられていた「建物内部が全体的に暗く、古い印象がある」「庁舎全体の案内サインや総合案内の場所が分かりにくい」といった声を受け新調する。
工事は土日に行い、期間は3月上旬まで。区担当者は「混雑が見込まれる年度末までには終わらせ、影響の出ないようにしたい」と話している。
市は、2014年に公共建築物における木材利用促進の方針を策定。木材利用が地球温暖化防止や森林再生などにつながることから、木質化リノベーション事業として公共施設で国産木材の利用を促進し、市民に木の良さを知る機会を増やしている。
区内では小杉小学校や大谷戸小学校、川崎市医師会館などの施設で木質化が進められている。市は、中原区役所以外の施設は決まっていないが、今後も木質化を促進していくという。
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