平間SDGsフェスでアフリカの出前授業を行った、元川崎市立小学校教員の 小島 英久さん 横浜市在住 33歳
未知の世界を子ども達に
○…アフリカの生活を日本の子ども達に伝えたいと、市内で10年間勤めた小学校教員を退職し、昨年4月から大陸へ足を運ぶ。12月までに3回アフリカに渡り19カ国を巡った。現地での様子は写真とともにブログで発信。帰国後は市内外の学校で出前授業を行っている。その一環で先日、教員仲間の誘いを受け平間小の「平間SDGsフェス」でアフリカ出前授業を開催。「子ども達は熱心に聞いてくれた。新しい世界の扉を開くきっかけになれば」と微笑む。
○…横浜市出身。「小学校の頃がとにかく楽しかった」と、個性豊かな教員や友達に囲まれて過ごした。大学時代、川崎市内の小学校で自然教室のボランティアをしていたことから教員の道へ。「教員1年目のとき、先輩教員が青年海外協力隊でモロッコに教えに行く姿を見てかっこいいなと。最初は単純な動機だった」と笑う。新城小で6年間教員を務めた後2年間アフリカのナミビアへ出向き、現地の子ども達に算数と理科を教えた。「現地の教育に関しては課題が多いけど、学ぶことに貪欲な子ども達の姿を見て教育観が変わった。改めて日本の教育環境が整っていることも実感した」と話す。
○…母と叔母の3人暮らし。渡航を始めたばかりの頃は心配していた母も、今ではブログの様子を見て安心して送り出してくれるように。新しいことへの好奇心が旺盛で、最近はアフリカ布でネクタイを作ってみたりツイッターのオフ会に参加したり。「新しいつながりができるのが楽しい」と目を輝かせる。
○…来月から再びアフリカへ。大陸全54カ国制覇を目標に突き進む。「自分の旅の経験を話すことで、子ども達に世界は広いことを伝えたい。一瞬でその人の世界観を変えられたら」。
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11月15日