神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年4月3日 エリアトップへ

国の文化財に登録された門と稲荷社を有し、地元不動産企業で代表を務める 原 正人さん 小杉陣屋町在住 63歳

公開:2020年4月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

再開発に挑んだ「12代目」

 ○…「自分の責務を果たせた。ご先祖様に報告できる」と国の文化財登録を喜ぶ。地元の有力な旧家の12代目で、幼い頃過ごした大きな木造建築の母屋が父によって市に寄贈された後、跡地にマンションを建設。敷地内に残した表門と稲荷社を融合したデザインを施し、街の歴史を感じられる景観を作り出した点が評価されたことにも、手応えを感じている。「父の成した大事業は母屋を市に寄贈したこと。私の代では何ができるかずっと考えていた」。

 ○…今夏には小杉駅前に自身の集大成ともいえる大規模複合施設が完成予定。小杉3丁目の再開発に地権者の1人として20年以上、携わってきた。また、まちの歴史や記憶を次世代に伝える街づくりを目指し、事業に関わるたくさんの人と意見を出し合ってきた。「都市開発に計画から完成まで携われるのは、なかなかない。自分の年齢も含めてタイミングが良かった」と感慨深げだ。

 ○…「悪いガキ大将だった」と自嘲する少年時代。自宅の庭で車を運転しようとして、お仕置きで蔵に閉じ込められたことも。学生時代から文化祭や仲間内のスキーツアーなどを企画するのが好きで「イベントやるなら原に頼め」と周りから慕われた。厳しい父への反抗心もあって、就職は意志を通して大手広告代理店「電通」に。父に反対されたが、この時に培った「人を巻き込んで計画を動かす力」が今の仕事に生かされている。

 ○…20代から続く趣味はゴルフ。今も週1回は欠かさず、腕を磨く。「ついに先週は初めてハーフラウンドで1アンダーを出せたんだよ」と嬉しそう。今後の目標については「小杉3丁目の事業が落ち着いたら、65歳で隠居して、世界中を自由に旅してみたい」と目を輝かせる。

中原区版の人物風土記最新6

羽賀 理之(まさゆき)さん

車いすラグビーで、3大会連続で日本代表入りし、副主将を務めた

羽賀 理之(まさゆき)さん

市内企業所属 39歳

11月22日

平口 南実さん

中原消防署管内の「秋の火災予防運動」の防火ポスターを制作した

平口 南実さん

区内在住 22歳

11月15日

五十嵐 公太さん

元JUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)のドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する

五十嵐 公太さん

高津区在住 61歳

11月8日

飛田 信太郎さん

12月に行う「住吉小タイムカプセル開封セレモニー」の実行委員長を務める

飛田 信太郎さん

新城在勤 36歳

11月1日

福岡 言美さん

川崎市国際交流センターで「ソプラノ・リサイタル」を開く

福岡 言美さん

井田三舞町在住 21歳

10月25日

橋本 大地さん

大日本プロレスの看板レスラーの一人として活躍する

橋本 大地さん

麻生区在住 32歳

10月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook