市政レポート No.99 井田病院を「災害拠点病院」指定に 健康福祉委員会委員長 原 典之
大規模災害発生時を見据え、多くの想定を踏まえた対策が各方面で日々練られております。川崎市議会においても、地震・洪水・火山噴火など、あらゆる状況を想定した議論が毎回交わされているところです。
昨年10月に発生した東日本台風(台風19号)を教訓に、風水害時に絞った議論が、このたび私が委員長を務める健康福祉委員会で議題となりました。災害時における医療救護活動の中心となる医療機関として、運営体制・施設等を整備している「災害拠点病院」は、市内では現在、北部に3か所(聖マリアンナ医大病院・帝京大溝口病院・市立多摩病院)、南部に3か所(日医大武蔵小杉病院・関東労災病院・市立川崎病院)が指定されております。聖マリアンナ以外は、洪水浸水想定区域に立地しており、南部医療圏には水害に強い災害拠点病院が無い状況です。井田病院は高台に立地しているため水害に強く、災害拠点病院に準ずる設備・機能を有しており、今後の水害に対する医療救護活動への貢献に期待が高まります。
「市立井田病院の災害拠点病院への早急な指定を求める意見書」(案)が、委員会にて全会一致で採択され、本会議においても全会一致で採択されました。直ちに、黒岩祐治神奈川県知事宛てに送られ、今後県議会での議論が待たれます。
今後も健康福祉委員長として、あらゆる想定を踏まえながら、災害対策に努めて参ります。
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11月22日
11月15日