バスケットボールの天皇杯全日本選手権で優勝した、Bリーグ1部(B1)の川崎ブレイブサンダース。2016年の新リーグ発足に伴うプロ化後、初のタイトル獲得を達成した。川崎市を拠点にするプロスポーツチームとして、サッカーの第100回天皇杯を元日に制した川崎フロンターレに続く快挙だ。
バスケ日本一を決める第96回天皇杯の決勝は3月13日、さいたまスーパーアリーナで開催。宇都宮ブレックスとのB1対決で76―60と競り勝ち、川崎が前回準優勝の雪辱を果たした。
創立70年を昨季迎えた名門クラブとして、7年ぶり4度目の頂点。佐藤賢次ヘッドコーチ(41)は「大変な社会状況の中、たくさんのお客様を前に試合ができていることに感謝」とコメント。主将で司令塔の篠山竜青選手(32)は「宇都宮さんは目指すべきプロクラブなので、これからも一緒にリーグ戦を盛り上げていけるよう切磋琢磨できれば」と語り、Bリーグ初制覇に向け士気を高めた。
優勝当日、川崎フロンターレの鬼木達監督はリーグ戦の試合後、「同じ地域で勇気づけられる、注目を浴びることは素晴らしいこと。自分たちもあやかって勝ち進んで、最後に良い報告ができるよう頑張りたい」と感想を話した。
ユニホームスポンサーとして、胸正面にロゴを掲出する(株)ミツトヨ(高津区)は「暗いニュースが続く中、熱く戦う選手をみて、たくさんの感動と勇気をもらった。これからも川崎を盛り上げるパートナーとして、川崎ブレイブサンダースを全力で応援する」とのメッセージを寄せた。福田紀彦市長は「この勢いのまま地区優勝、チャンピオンシップを優勝し、153万人市民の皆さんと再び喜びをわかちあえることを大いに期待している」とコメントした。
地元ファンも歓喜
優勝に地元も歓喜に沸いている。区内木月の総合建築業『ホームビジョン』の坂下咲子さん(39)は「ホーム戦はほぼ全試合観戦してきて、優勝を待ち望んでいた」と喜びをかみしめた。同社は、1階スペースにポスターやユニフォームを飾り、ブレイブレッド一色に染めファンが集える場を提供してきた。チームのSDGs活動「&ONE」にも協力し、「今後もチームを中心に交流の輪を広げていきたい」と思いを込めた。
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