神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年7月16日 エリアトップへ

渋川の桜、「不健全」14本 今年度 6本伐採予定

社会

公開:2021年7月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
渋川沿いにある伐採予定の樹木
渋川沿いにある伐採予定の樹木

 桜の名所として親しまれている住吉ざくら。渋川沿いに咲く341本のうち、14本の生育が「不健全」と診断されていたことが先月、分かった。区道路公園管理センターによると、落枝や倒木などの危険があるため、今年度中に6本は伐採する予定だという。

 診断結果が判明したのは、6月の市議会定例会。市古次郎議員(共産)の一般質問に市が答えたもの。川崎市は昨年6月頃、来年度策定予定の「河川維持管理計画」の事前調査として、市内約2700本の診断を樹木医に委託して行った。

 渋川では、川沿いに植樹されている341本のうち、123本が活力がなく「注意すべき点が見られる」、14本が倒木の危険がある「不健全」と診断された。

 不健全になってしまうのは、老木化や巨木化が原因。桜は適切な植栽間隔が必要で、巨木化が進むと互いの枝や葉が重なって日照不足となり、枯れ始めることがあるという。渋川沿いの桜には倒木を防ぐための処理がされている木も見受けられ、台風の翌日に落枝が多くなってしまう現状がある。

 渋川では今年度、護岸工事が予定されている。区道路公園センターはそれに伴い、不健全14本のうち6本を今年度中に伐採する予定。

 渋川の桜は長年、地域住民などで構成される住吉観光協会のメンバーが見守ってきた。台風の翌日には清掃をしたり、近くに住むメンバーがパトロールを続けてきた。同協会の内田治彦会長によると近年、地元有志による桜の植樹を検討し始めていたが、伐採の話はこれまでしてこなかったという。「桜を見ていると中には寿命を感じる木があるのも事実。次世代の皆さんにも桜を楽しんでほしいので、今後も桜を守っていくために何ができるか考えたい」と内田会長。

中原区版のトップニュース最新6

自転車「ながら運転」防止へ

県警本部・中原警察

自転車「ながら運転」防止へ

携帯4社連携、啓発強化

11月22日

年内に事業認可へ

南武線立体交差

年内に事業認可へ

11月23日・24日 説明会

11月22日

等々力でロケット打上げ

市民団体FUEL

等々力でロケット打上げ

40mの高さまで発射体験

11月15日

「告白の旅」を映画化

HIV患者の福正さん

「告白の旅」を映画化

海外でLGBTQ特別賞

11月15日

夢と笑顔、宇宙へ届け

新城小

夢と笑顔、宇宙へ届け

2月、写真をロケットで

11月8日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook