8月9日に開幕する第103回全国高等学校野球選手権大会に、中原区出身の山下日南太さん(16)が、福島県代表・日大東北高校のメンバーとして出場する。
山下さんは西丸子小学校出身で、小杉陣屋一丁目子ども会野球部に所属。中原中学校時代は、川崎西リトルシニアで汗を流した。中3の頃、福島県大会で準優勝した同校の野球スタイルに惹かれ入部を決意。親元を離れ、「初めは慣れない寮生活に戸惑った」というが、別の学校に進んだ中学時代の仲間たちと連絡を取り合い、切磋琢磨しながら過ごしてきたという。「(学校所在地の)郡山市の夏の気温は39度に上り、川崎市よりも暑く感じる。冬は雪が降るし練習も大変だけど、先輩や仲間に恵まれて野球ができているのは幸せ」と充実感を漂わせる。
福島県大会では、2年生ながら1番打者としてチームをけん引した山下さん。50メートル6秒4の俊足と巧打が持ち味で、決勝では光南高校に5ー4でサヨナラ勝ちを収めた。甲子園では大会5日目に、近江高校(滋賀県)との初戦を迎える。山下さんは「甲子園常連の強豪校だけど、とにかく出塁して、後ろの好打者につなげたい」と意気込みをみせる。
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