女性の活躍推進やワーク・ライフ・バランスの支援などに取り組む地元企業を川崎市が認証する制度「かわさき☆えるぼし」。2021年度の新規認証企業が1月4日に発表され、中原区から新たに、(株)織戸組(田尻町)、(株)サンヨーシステム(今井上町)、(株)玉川設備(下沼部)の3社が加わった。
織戸組は従業員100人のうち23人が女性。女性従業員が少なかった技術関連部署などへの配置を積極的に進めている。育児休業を利用し職場復帰できるよう説明会を実施している他、研修を充実させキャリア形成に向けた支援にも取り組む。
サンヨーシステムは、卸売業では初の認証となた。従業員19人のうち半数以上の10人が女性で、管理職にも登用。育児による時短勤務や介護休業も導入し、育児と介護の両立を支援する。代替職員を採用するなど雇用にも力を入れている。
玉川設備は従業員10人のうち女性は2人。20年度の有休取得率は71%、平均時間外労働時間は認証基準の年360時間を大幅に下回る約144時間で残業を削減。採用拡大に向け女性専用トイレを整備し、技術習得のための研修も実施する。
認証書贈呈式は1月17日に市役所で開催予定。
かわさき☆えるぼしは2018年度に創設。市は今回から認証期間を2年間から3年間に延長した。理由について市の担当者は、「どの企業も提出された書類に沿って、安定し継続的に取り組んでいるため」と話す。
認証企業は市内で83社、中原区は14社。新規3社以外の区内認証企業は、(株)大山組、(株)興建、ジェクト(株)、(株)叶屋、(株)光陽電業社、大道産業(株)、ダンウェイ(株)、(株)電子工学センター、(株)プリベンタス、(株)ミカセ、(株)メタテクノ。
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