中原区の花・パンジーで花と緑溢れるまちに―。地元農家が育てた花の配布会が11月18日、等々力緑地で行われた。集まった区民らに約5千株を配布。市制100周年を迎える2年後の「全国都市緑化かわさきフェア」に向けた一歩として取り組んだ。
町内会や子ども会など地域の32団体と区民100人に、花農家の藤光園(下小田中)が提供した花株を配布。花植えセレモニーには中原保育園の5歳児クラス21人が参加し、正面広場近くの花壇に関係者らと一緒にパンジーを植えた。園児の一人は「土が固くて大変だったけど、きれいな花が並んでうれしい」と笑顔を見せた。
200株を受け取った下小田中6丁目町会では、江川せせらぎ遊歩道の管理をボランティアで行っているメンバーらを中心に植え付け会を予定。参加者を募り、地域と一緒になって花壇を整備するという。
花回廊構想を承継
この取り組みは花と緑に溢れた街づくりを目指してパンジーの配布会を約18年間続け、昨年活動終了した区民ボランティア「なかはら20年構想委員会」の花回廊構想の理念を引き継ぐ。同会の委員長を務めた萩原ひとみさんは「花を植えることで地域の絆が生まれ、防犯や放置自転車対策にもつながる」と話す。区はシンボルの花で街の魅力を高めたい考え。
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