テレビドラマ「帰らないおじさん」の原作となったマンガの作者 西村 マリコさん(本名:西村茉理子) 今井南町在住 24歳
マンガは生きる証
○…今秋、テレビドラマ化されたマンガ『帰らないおじさん』。大学4年生だった2020年9月から雑誌イブニングで連載をはじめ翌年の6月に終了となったが、働き方改革によって行き場をなくした中年サラリーマンの実態をコミカルに描いた内容がテレビ局の目に留まった。「もう驚きでしかないです。女子大生の私におじさんが上手く描けているか戸惑いがあって、紳士ですが、おちゃめな行動をする父をモデルにさせてもらいました」と微笑む。
○…絵を描くこととマンガが好きで、美術系の高校に進学。1年生の夏休みに60ページの読み切りマンガを描き上げ出版社へ持ち込んだ。雑誌掲載は叶わなかったが、担当編集者が付きアドバイスがもらえるように。以来、マンガ漬けの日々。厳しい意見に落ち込むこともしばしば。「才能がないのかな。やめようかなと思っても、気づいたら描き続けてる」とマンガへの情熱を灯し続けている。最近ではSNSに1ページマンガを投稿するのが日課。「描き続けることが今につながっている。日々感じたことを描くマンガは生きる証になっている」
○…3姉妹の真ん中で、どこへでも一人で行ってしまうような行動的な子どもだった。小1から絵画教室に通い始めるが、水泳や卓球、少林寺拳法も習う活発な一面も。愛してやまないマンガは「ワンピース」。耳の穴や目の描き方をまねているという。
○…現在はドラマを機に始まった続編の「帰ってきた帰らないおじさん」を連載中。会社勤めをしながら、通勤時間にアイデアを考え、休日に机に向かう。「今はおじさんが周りにいて、社会経験もして思ったことをマンガにできるのがやりがい。読者が笑顔になる作品を描きたい」
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12月13日