川崎市内の飲食店の「推し」メニューの中から、市民投票などでグランプリを決める「かわさきAKINAI AWARD#かわさき推しメシ」。中原区内からは木月住吉町の「和菓子と日本酒と薬草茶屋のある駄菓子屋さん 和氣和氣(わけわけ)」の「和風薬膳スープカレー」が、創業部門の準グランプリに選ばれた。
商業者の認知度向上を目的とした市民参加型の企画で、初開催の今回は市内の飲食店56店舗が参加。市民らによるウェブ投票や料理研究家らの実食審査、市職員の実地審査を経て、開業3年超の一般部門と3年以内の創業部門でそれぞれグランプリ、準グランプリが選出された。同店の向井拓郎さんは「さまざまなメニューがある中でよく選ばれたなと思う。うれしい」と笑顔をみせる。
20種以上の素材を配合
同店の和風薬膳スープカレーは「和漢薬膳師」の資格を持つ向井さんが開発したもの。スパイスと、陳皮やナツメといった薬膳素材あわせて21種を独自に配合し、カツオなど5種の和風だしや骨付き鶏もも肉を使った「カレーとサムゲタンとお茶漬けの中間のイメージ」の一品。昼夜問わず提供し売り切れることも多い人気商品だ。自身が体調を崩し、健康を見直そうと取った資格を生かして考案したといい「気づけば看板メニューになっていた」と話す。
「食べることで健康になる商品で、社会貢献にもつながれば」と思いを語る向井さん。「スパイスや薬膳素材で血流が良くなり、体もぽかぽかになるので美容やダイエットにもおすすめ。食べて健康になるメニューを市民の皆さんに楽しんでほしい」と話した。
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