本紙では4月9日に行われた統一地方選挙で中原区から当選した議員のプライベートや素顔、今後取り組むべき課題などを紹介。今回は、川本学さん、松川正二郎さんです。
川本学さん(自民党)
物事を楽天的に捉えるタイプと周囲から見られがちだが、「もちろん悩むことも多いですよ」。そんな仕事で行き詰まったときなどに訪れる場所は東京・上野駅。上野美術館近くの駐車場の高台から、駅を発着する東北新幹線の列車を眺めていると、18歳で秋田県から上京した当時を思い出す。「あの頃は体育教師になることが夢でね。まさか議員になろうとは。初心を思い出す、原点回帰できる場所なんです」
あれから30年余り。今は2児の父として子育てにも励む。10歳の長男は少年野球に打ち込み、プロ野球情報にも精通。「好きこそ物の上手なれ。プレーはまだまだだけど、一生懸命に努力している」と目を細める。1歳になる次男は、毎朝玄関で手を振り見送ってくれるように。「今日も頑張るぞという気持ちになれますね」。何でも手に入る時代だからこそ、我慢する自制心の大切さも教えるつもり。「わがままや自分勝手はダメ。日本人らしい精神でね。私の父も厳格で、ファミコンすら買ってもらえなかったよ」と笑う。
今年度、環境農政常任委員会に所属。地元の都市農業にも目を向け、脱炭素社会の実現も目指す。防犯カメラの増設も重点課題の一つ。消防団、防災士、ドローン操縦免許を持つ立場から、国が進める消防団へのドローン導入も評価する。
松川正二郎さん(維新)
バンドマンだった学生時代、今は演奏こそしないがさまざまなジャンルの音楽を楽しむ。時間があればユーチューブなどの動画サイトを検索。中学生の娘の影響でK-POPにも興味の幅は広がる。「BTSから始まって、BLACK PINKとかね。オーディション番組もなかなか面白い」。普段はバスケットボール部での活動に熱中し、なかなか一緒に過ごすことができない娘と、並んで視聴するのも貴重な安らぎのひとときだ。
休日には料理を手がけることも。冷蔵庫にあるものでさっと作ったり、スーパーのお値打ち品を選んで献立を決めたり。「一杯飲みながらやっていてね。最後には料理と一緒に出来上がっている」。選挙期間中は夫人も応援で出ずっぱりの中、愛娘が夕食を作ってくれていたことも、心温まる思い出。「自分で動画を見て、野菜の肉巻きなんかを作ってくれて。本当に力になった」と目を細める。「家族3人で過ごせる時間が一番の至福」と晴れやかだ。
「市の行政を知っている人が、広域的な立場から川崎を見ることが大切」と県政の道へ。行財政改革の推進や教育費の無償化、人財のフル活用を掲げ、新丸子町内会の会長や中原消防団の班長も長年務めながら、ライフワークである「安全安心なまち」の実現にも力を注いでいく。
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