なかはらミュージカル(奥平亨実行委員長)が来年3月に行う第11回公演に向け、小学生を含むキャストら64人が参加して8月26日に小杉小で勉強会を開いた。
次作のテーマとなる「アミガサ事件」の歴史を知り、演技に生かすことが狙い。アミガサ事件100年の会(織戸美紀世会長)を講師に招き、同事件の歴史的な背景や区内における多摩川の氾濫、洪水を防ぐために当時の県知事が築いた有吉堤などについて学んだ。同事件をテーマにした公演は2020年に発表するはずだったが、コロナ禍で中止になった幻の作品。メンバーは変わったが、再公演に対する実行員会の思いは強い。
青年部が誕生
市民参加型のミュージカルとして12年に誕生した同ミュージカル。今年3月に一般客を入れて4年ぶりに開催した第10回記念公演を最後に解散する方向だったが、周囲からの要望もあり継続が決まった。奥平実行委員長は「多くの方から続けてほしいと声を掛けられた。もう一度新たな気持ちで再出発したい」と思いを話す。この日は青年部の立ち上げも発表され、リーダーの古尾谷和音さん(21)を中心に16人のメンバーがキャストと運営の両面に関わる。古尾谷さんは「若者の声も反映させることで、新時代のなかはらミュージカルを目指す。市民が気軽に参加できる舞台を未来に残していきたい」と決意を込めた。
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