中原消防署は9月3日、解体予定の(株)大山組旧社屋で、消防訓練を実施した。関東大震災から100年の節目を契機に、震災対応能力の向上を図ることが目的。当日は救助隊と消防隊ら約30人が参加し、初めて足を踏み入れる現場で実践に即した訓練に取り組んだ。
4階建てのビルで、鉄製の解放困難な玄関扉の切断や室内に残された人を助ける救助者訓練、屋内への進入といった手順を確認。消防隊を中心にホース延長や人命検索、階段室内での放水による消火作業も実施した。
今回の訓練を終え、熊谷智子署長は「区内事業所の協力で有意義な訓練が実施できた。消防署一丸となり過去の災害に向き合い多くの教訓を受け止め、さらなる災害対応能力の向上に努めていく」と話した。
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