日本一の子ども動画クリエイターを決める全国小中学生動画コンテストに、小杉町の中村咲さん(小杉小5年)の作品が出展される。最終審査会は11月11日(土)、日本科学館(東京都)で開催。子ども向け動画制作スクールを運営するFULMA(株)が主催。
全国438人のエントリーから、ファイナリスト10人に名を連ねた中村さん。「自信はあったけど、連絡が来たときはめちゃめちゃうれしかった」と笑顔を見せる。タブレットを使いデジタルで絵を描き始めてまだ1年、出場10人のうちでは2番目に若い。
すべて手描きの力作
2分51秒に編集した動画のタイトルは「おもちファンタジー」。別世界に飛んでしまった自作キャラクター・おもちが、元の世界に戻るために敵と闘いながら試練を乗り越えていくレトロなRPG(ロール・プレイング・ゲーム)風の物語だ。細かなドット絵にかけた時間は110時間ほどという。「フリー素材などは使わず、すべて手描き。一瞬しか画面に映らない細部にまでこだわったところを見てもらいたい」。目標は、最優秀賞を獲得し副賞の賞金でAI搭載のペット型ロボットを購入すること。「コンテストにはおもちゃメーカーが協賛しているので、おもちをいつか商品化してくれたらうれしいな」
母・祐美子さん(42)によると、小さいときから暇さえあれば絵を描いていたという。将来はゲームクリエイターになるのが夢。最終審査会に向け、力を入れるのがプレゼンテーションの練習。「(本番では)たぶんガチガチに緊張すると思うけど頑張ります」とはにかんだ。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|