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中原区版 公開:2023年10月20日 エリアトップへ

小杉御殿町二丁目 56年ぶり 新会館 地権者・小林さんが協力

社会

公開:2023年10月20日

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建て替えに尽力した小林さん(右)と新しい会館
建て替えに尽力した小林さん(右)と新しい会館

 小杉御殿町二丁目町内会(田添博会長)は、築56年が経った町内会館をこのほど、建て替えた。土地を提供したのは、地権者の小林正幸さん。同町内会から小林さんに対して、感謝状が贈られた。

 新会館は約50坪で2階建て。1階は町内会の運動会や盆踊り、祭りなどの行事で使う道具などを収納する倉庫に。2階は一部屋のみで全面フローリング。町内会の集会場としての役割を担う。

 10月6日に行われた落成式には田添会長など建て替えに携わった関係者ら約30人が参加し、完成を祝った。同町内会は小林さんに感謝状や記念品を手渡し、感謝の気持ちを改めて伝えた。田添会長は「小林さんやご家族のご厚意があったおかげで、会館を新しく建て替えることができた。本当にありがたい」と謝意を述べた。

「役に立ちたい」思いで

 今回の建て替えに尽力した地権者の小林さん。旧会館の耐震性能の不安や老朽化が進み、リフォームの話が持ち上がった時、ちょうど引っ越しを検討していた小林さんから、土地を町内会に提供したいという申し出があった。「仕事で忙しく、町内会の活動に参加できていなかったので、最後に役に立ちたい」と、土地の無償提供と一部売却分の金額を寄付することを決意。小林さんからの厚意を受けた同町内会は建て替えすることにした。不動産などの手続きを進め、約2年かけて新たな会館が誕生。小林さんは「引っ越しをして土地を離れてしまったけれど、この建て替えを機に町内会がますます発展していってくれたらうれしい」と話した。

 今後は、年に5回ほど昔の童謡を歌ったり、体操をする「お話ししましょう会」や、月に1度の公園清掃や該当月の会員の誕生日を祝う「寿会」、子育てサロンなどの会場や、餅つき、祭りなどのイベント、町内会のコミュニティの場として活用していく。

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