意見広告・議会報告
市政レポートNo.9 災害時の水の確保について みらい川崎市議会議員団 高橋みさと
まず、元日に発生した令和6年能登半島地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震では、広範囲で断水が起きており、水の確保が重要な課題となっていますが、川崎市で災害が発生した際にも同様の事態が予想され、心配される市民の方も多いかと思います。川崎市では、「川崎市上下水道事業中期計画」に基づいて、災害時に安定的に水を確保するための環境整備を進めています。
令和5年第5回定例会にて、災害時の水の確保に関する一般質問をしましたので、ご報告いたします。
開設不要型の応急給水拠点
川崎市では、災害時に特別な対応をしなくても給水が可能な開設不要型の応急給水拠点の整備を進めています。整備状況を確認したところ、計画通り、今年度末までに、指定避難所となっている全ての市立小・中学校166校に設置される予定とのことです。今後の拡充については、これまでの設置状況を精査した上での検討となることから、人口密度や移動のしやすさなどを考慮するよう、要望しました。
防災マップ
各区で発行している紙媒体の防災マップについては、発行時期がバラバラで、情報が令和2年度のものもありました。開設不要型の応急給水拠点の整備状況を受けての更新を提案したところ、来年度に改定される予定との答弁がありました。なお最新情報については、川崎防災アプリの防災マップや、ガイドマップかわさき「防災マップ」でご確認いただけます。川崎防災アプリについては、応急給水拠点の情報更新の遅れがあったことから、タイムリーな情報提供を要望しました。
水道施設の耐震化
令和4年度末に配水池と配水塔の耐震化100%を目指していましたが、千代ヶ丘配水塔の工事の遅れにより、99・1%となっています。令和7年度に耐震化が完了する予定です。
水道管路の耐震化
水道管路は非常に膨大なため、災害時の重要性を考慮し、避難所や重要な医療機関等につながるものを「重要な管路」に位置付けて、耐震化を進めています。令和4年度末に耐震化100%を目指していましたが、97・9%となっています。残っていた避難所1か所につながるルートは、他工事との競合で今年度の工事となりました。また、河川区域内等に残る老朽配水管については、河川管理者等との協議を継続しながら耐震化を進めていくとのことでした。
今年度から、消防署・警察署や二次避難所となる社会福祉施設などへのルートが「新たな需要な管路」と位置づけられ、更なる耐震化が進められています。
市民の皆様へのお願い
災害はいつ来るか分かりません。日頃からの備えが本当に重要です。人口の多い川崎市では、全てを「公助」でまかなうことは不可能です。ローリングストックを活用した飲料水や食料の備蓄、携帯トイレの備蓄や非常時のトイレの使用方法の確認といった「自助」、日頃から周囲の方々とつながり、いざという時に助け合える「共助」の備えにご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
![]() ↑開設不要型の応急給水拠点の表示
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![]() 防災アプリの詳細↓
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立憲民主党中原区支部・高橋みさと
川崎市中原区
takahashimisato3310@gmail.com
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