市は2月1日、働き方改革や生産性の向上に積極的に取り組んだ市内の中小企業6社を表彰した。市内の金融機関などと市が連携して設置した「川崎市働き方改革・生産性向上推進プラットフォーム」からの推薦を受けた「推進事業者」を対象にしたもので、今年で5回目となる。
表彰を受けたのは川崎区の3社と中原区、宮前区、高津区の各1社。福田紀彦市長は、機械化により人材不足の解消と作業時間の短縮、さらに車両待機時間の削減に成功した隅田冷凍工業(川崎区)の取り組みに言及し、「周辺の渋滞解消や排気ガス削減など幾層もの副次的な効果をもたらしている」と称賛。各社代表に「みなさんの素晴らしい取り組みは様々な所に波及している。厳しい時代にあって本当にありがたい」と感謝を伝えた。
多様な社員活躍
障がい者就労支援サービスのダンウェイ株式会社(新城)は、進行性の視覚障がいのある社員が継続的に働けるように在宅勤務の環境を充実させたほか、組織を「ピラミッド型」から「プロジェクト型」へと変更し、若手を中心とする多様な社員が活躍しやすい環境を整えた。
受賞企業は次の通り。株式会社しむら(化粧品医薬部外品製造業、宮前区)▽隅田冷凍工業株式会社(冷蔵倉庫業)▽タイジ株式会社(業務用電気サービス機器メーカー、川崎区)▽ダンウェイ株式会社▽ミネベアソフトウェアソリューションズ株式会社(情報サービス業、同)▽株式会社和興計測(工業用計器製造業、高津区)
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