神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年5月3日 エリアトップへ

丸子城と知将・太田道灌 史実基に小説で触れる

文化

公開:2024年5月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
著書を手にする今井さん
著書を手にする今井さん

 室町時代後期に活躍した武将・太田道灌。戦乱の時代、関東安寧のために生きた生涯の中で、中原区とも深い関わりがあった--。

 太田道灌と中原区のエピソードにも触れている歴史小説『太田道灌勇飛録』がこのほど、文芸社から発行された。著者は、横浜市在住の会社経営者、今井則道さん(73)。今井さんは、城や古戦場、武将にまつわる寺社仏閣が好きで、全国各地を巡っている。同書は、今井さんが文献等で調べた史実を基に、想像を膨らませ、歴史小説に仕立てあげた。

 同書の中で、触れられている中原区のエピソードは、現在の日枝神社と上丸子小学校にかけてあったとされる「丸子城」について。「道灌が記した書状『道灌状』で丸子城について触れられており、ほかの文献にも道灌と争っていた豊山泰経が立ち寄ったと記されているので、城があった信ぴょう性が高い」と今井さん。丸子の「丸」は城郭の一部を指し、周辺に住む住民は、奈良時代に九州の防人だった「丸子部(まりこべ)衆」と呼ばれていたという。

 今井さんは「親戚が丸子周辺に住んでいたこともあり、幼い頃から日枝神社に何度も立ち寄っていた。丸子城についてのエピソードは思い入れがある」と語る。

 太田道灌は、江戸城の築城や、小机城(横浜市)を攻めたことで知られている。「山吹の里伝説」などで文化人・知識人のイメージが強いが、実は敵から最も恐れられた戦の達人だったという。まえがきに「道灌以降、台頭した戦国大名が非道の限りを尽くして他国への侵略を繰り返した英雄話とは一線を画す、道灌の英雄伝説を本書を通して伝えたい」と記した上で、「日本人の心の奥底にある武士道の心を感じて頂ければ幸い」としている。今井さんのインスタグラムでは道灌ゆかりの画像を紹介しており、「ぜひ拙著を読みながら、写真も堪能してほしい」と話している。

 書籍は四六判で全304ページ。税込1650円。購入は書店や文芸社のホームページ、インターネット通販サイトなどで注文できる。

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

なかはらコアまつりに関するお知らせ

なかはらアート作品を彩るメッセージを募集/なかはらコアまつり「100人でいろいろねいろ」出演者募集!

https://www.city.kawasaki.jp/nakahara/

<PR>

中原区版のローカルニュース最新6

3年ぶり公式戦へ

新城高校野球部

3年ぶり公式戦へ

部員3人 連合で挑む

7月5日

認知サポ養成講座

座禅で「無の境地」へ

座禅で「無の境地」へ

今井小6年が体験

7月5日

食品衛生に「五つ星」

食品衛生に「五つ星」

コメダ珈琲中原店が認定

7月5日

梶が谷から新城まで歩く

梶が谷から新城まで歩く

7月14日 参加者募集

7月5日

「世界的な挑戦を続ける」

川崎市制100周年

「世界的な挑戦を続ける」

福田市長、先人への感謝込め式辞

7月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月5日0:00更新

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook