優勝を喜ぶ17人の選手たち＝クラブ提供
中原区や幸区を拠点に活動する「川崎キッズチアリーディングクラブ バンビーズ」が５月２日と３日にアメリカ・フロリダ州で行われた『The summit2024 Championship（ザ・サミット２０２４チャンピオンシップ）』のＵ16レベル３部門で優勝を飾った。
ザ・サミットは世界各国の大会で優秀な成績を収め、出場権を得たクラブチームで演技を競い合う。同クラブは昨年10月に行われた「JAMfest JAPAN」で出場権を獲得した。
今年は１４１３チームが参加し、Ｕ16レベル３部門には54チームが出場。バンビーズはファイナルの21チームに進出し、準決勝、決勝はノーミスで演技を行った。
同クラブ代表の小田香さんによると「２年ぶりの世界の舞台で選手がどこまでやり切れるか不安もあったが、地道に積み重ねてきた練習には自信があった」という。優勝の瞬間については「喜びと２年間の努力が報われたことに安堵（あんど）。ライバルチームであった海外の選手たちから祝福の声を掛けてもらってる光景が素晴らしく、世界の景色を感じた」と振り返る。
レベル向上へ
大会の遠征費用は個人負担のため、２年に一度の世界大会への挑戦と決めている同クラブ。チアリーディングにおける日本の練習環境は「まだまだ整備されていないため、日本から世界への挑戦は簡単なことではない」と小田代表は指摘する。一方で、チアレベル向上には世界の景色を多くの選手に見てもらいたいと願う。
チームは２年後を見据え始動。「選手の育成に励み、選手とともにコツコツと練習を積み重ねていきたい」と小田代表は展望を語った。
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