神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年6月14日 エリアトップへ

趣味の「俳句フォト」の魅力を伝えるイベントを、あす6月15日に開催する 小山 正見(おやま まさみ)さん 木月在住 76歳

公開:2024年6月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
小山 正見(おやま まさみ)さん

五・七・五で人生を豊かに

 ○...撮った写真に五・七・五の俳句を添える趣味を長年続け、その面白さを共有する仲間と今回、「俳句フォト」と題したイベントを初めて行政と協働で開催。「今は皆がスマホを持っていて何でも撮影できる時代。俳句は子どもでも誰でも簡単に作れるのが魅力。気軽に親しんでもらえたら」と目を輝かせる。

 ○...都内で教員を務め、校長として赴任した江東区の小学校の学区内にあったのが「芭蕉記念館」。教育の一環として自らも学びを深める中で、改めて俳句の魅力を知った。「俳句づくりを通して、風景や植物などの自然に触れたり、物事を観察したりすることで新たな発見も得られる。言葉の持つ力を理解でき、直感力や発想力も養える」。目標や目的だけを追いがちな現代の子への必要性を感じ、定年後も同区の教育委員会に勤務し、「俳句日本一のまち」を目指して教育を推進。今や、俳句の各大会が区内で開かれるほど文化として定着させた。

 ○...2年前に退職し、地元の木月に戻ってから、所有するアトリエで地域との交流も深める。ひとり時間の楽しみは囲碁。スマホのアプリで1日1局、ネット上の相手との対戦に興じる。「勝つとランクが上がって相手も強くなるんだよ。だから勝ったり負けたり。今まで2千勝・2千敗くらいかな」と苦笑い。

 ○...数年前に認知症を患った妻を思い詠んだ俳句をまとめ、句集を制作した。「妻は理解できないけど、生きていてくれることが幸せなんだ」。70歳を過ぎ、やり遂げる生き方から、今を楽しむ考え方へと人生観を変えた。「過去は過ぎたし、未来はまだ来ないでしょ。人生はなるようになるから」。両親に会いに帰省する子や孫、温かな仲間に囲まれて、撮って詠んで、笑い続ける。

中原区版の人物風土記最新6

土戸 啓章さん

4月1日から中原市民館の館長を務める

土戸 啓章さん

新丸子東在勤 39歳

4月18日

石井 あす美さん

パーカッション奏者として、5月に音とアートのワークショップを行う

石井 あす美さん

上小田中在住 39歳

4月11日

飯田 遼さん

プロバスケットボール、Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースに所属する

飯田 遼さん

市内在住 29歳

4月4日

山本 順子さん

5月の企画に向け準備を進める「中原市民館サークル連絡会」の会長を務める

山本 順子さん

上小田中出身 67歳

3月28日

Daichiさん(本名:萩原大馳さん)

新城に拠点を置くダンスグループ「KADOKAWA DREAMS」に所属する

Daichiさん(本名:萩原大馳さん)

多摩区出身 20歳

3月21日

清水 陽子さん

「中原・平和をねがう原爆展」実行委員会の実行委員長を務めた

清水 陽子さん

苅宿在住 84歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook