市立橘高校(中丸子/大川一幸校長)の2、3年生547人は6月24日、脱炭素社会の実現を目指した探究学習の発表会を行った。
生徒がSDGsの実現に向けた視点で興味や関心があるテーマについて課題設定し、自分たちで市に働き掛けて実現。川崎市のプラスチック資源循環を目指す「かわさきプラスチック循環プロジェクト(かわプラ)」の参画事業者が抱える課題を調査し、資源循環をより活性化するための解決策を若さあふれる柔軟なアイデアで提案した。
生徒は学年の枠組みを超えた混合クラスを作り、事業者ごとに課題を探究。宅配便などの物流業界のエネルギー消費による温室ガスの増加、自動販売機のリサイクルボックスの回収方法、コンビニの食品廃棄問題などについて各事業者に向けて発表した。川崎フロンターレをテーマに選んだクラスでは、気候変動の影響で2018年を境に試合の中止や延期される試合数が5倍も増えていることに着目。将来に向けてサッカーを続けられる社会にするために、CO2排出を削減する気候変動アクションを行う大切さを訴えた。
化粧品などを製造販売する花王に向けて、シャンプーなどの詰め替え用製品の推進について発表した堀江杏樹さん(3年)は「自宅では詰め替え製品を以前から使っている。周囲に利用を促すためにも、ポスターを作成するなどもう一歩踏み込んで呼び掛けていきたい」と話した。
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