川崎市の市制100周年記念式典が7月1日、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催され、関係者や出演者ら約1900人が出席した。
主催者代表であいさつに立った福田紀彦川崎市長は、関東大震災翌年に誕生し、戦災からの復興や京浜工業地帯の中核都市として高度成長をけん引した川崎市の歴史を振り返り、「災害や課題を市民と協力し乗り越え、素晴らしいまちへと発展した」と強調。次の100年に向け、「ものづくり産業を誇りつつ、脱炭素化や、新薬、新エネルギーなど新たな価値・製品の発信、世界的な挑戦を続ける」と決意を示した。
来賓代表で登壇した青木功雄川崎市議会議長は、県庁所在地ではない自治体の中で川崎市が唯一人口100万人を超えていることに「挑戦し続けてきたベンチャーのまちだから」と評価。「工場や企業の誘致、上水道の敷設など、歴史をつくってきた先人たちがいて今の川崎市がある。挑戦する精神で、日本の課題を解決し、世界に貢献できるはずだ」と期待を込めた。
式典では、節目を記念し市民らで結成されたオーケストラ・合唱団約520人が記念演奏を披露。「好きですかわさき愛の街」など4曲を熱演し、会場を沸かせた。
また、各分野での優れた功績をたたえる「市政功労賞」、将来性にも期待を込めた「未来賞」など、228者を表彰。式典を終え福田市長は、「市の発展に寄与した人と一緒に祝えて良かった。今後、緑化フェアや市民祭りなど、多数のイベントが予定されている。川崎市を知って、関わって、好きになってもらえたら」と話した。
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